NLPと心理学の関係~NLPセミナー

NLPを学ぶ際には、NLPセミナーを受講してNLPのトレーナー認定を受けるのが一般的です。
NLPはコミュニケーション・スキルのトリセツ(取扱説明書)のようなものなのですが、習得には実地訓練や、自身で体験することが不可欠です。しかし、習得に際して心理学セラピーや心理学カウンセリングを個別に体験するというのは、費用的にも時間的にも難しいものがあります。

そこで、NLPセミナーを受講することによって、少しでも実地訓練に近い体験をしてもらうというのが趣旨のようです。

心理学テクニックや、コミュニケーションスキルは本で読んだり、テストを受けるだけではなかなか身についていかないものです。心理学やコミュニケーションは、相手となる人間がいることによって成り立つものです。人間相手ですから、机上の論理だけでは理解しにくいということがあります。そこで、NLPを学ぶためには、NLPセミナーを受けることが必要になるというわけですね。

NLPは第三世代NLPとして、幅広い分野での応用がされていますが、そうした際にもセミナーで学べる具体的な方法論やテクニックは欠かせません。頭では理解できても、それを実行するとなれば話は違ってきます。具体的な方法を知ることによって初めて理解できる、身に付けることができるものは案外と多いものです。

そうした例には、成功本があります。書店に並ぶ成功者が自身の成功法則を綴った本ですが、読んだだけで理解した気持ちになってしまいますが、実行に移さなければ本当に理解したことにはならないのと同じです。

NLPと心理学の関係~自己啓発

NLPと心理学の関係を考える際に、「自己啓発」をはずすわけにはいかないでしょう。
今、コミュニケーション心理学の注目分野としてNLPが人気を博しているのは、自己実現するためのテクニックとして応用が利くということに他なりません。

NLPを学ぶことによって、他者とのコミュニケーションを濃密で有効なものにすることが出来るのと同様に、自分とのコミュニケーションも大幅に改善されていくようになります。自己との対話の中で、自分の気持ちをコントロールする術を身に付けることは、大きなメリットなのです。

自分を成功する方向に向けることが出来るということは、成功の前提として欠かせません。
身近なところでは、NLPによって速読やフォトリーディングが可能になると言われていますし、コミュニケーションスキルを磨くことで、ビジネスでの成功もつかめる可能性が高まります。

コミュニケーション心理学の一分野であるNLPは、もともとはセラピストのクライアントに対するアプローチ方法を体系化したものだったのですが、1980年代後半の「第二世代NLP」で、適用範囲を個人にまで広げ、交渉、セールス、教育、健康面などの分野で、他者とのコミュニケーションツールとしても活用されるようになりました。

現在では「第三世代NLP」として、システム全体的な見解を取り入れ、アイデンティティ、ビジョンやミッションに関連する項目や相互作用、自己啓発といったようなより高いレベルに着目するようになり、適用範囲も、組織や文化などへと広がって来ています。

NLPと心理学の関係~ビジネス

NLPや心理学とビジネスの関係は、ミスマッチと思われるかもしれません。
しかし、NLPを学ぶことによってビジネスにおける自己実現を果たすテクニックとしても有効になってきています。

NLPを学ぶことによって・・・
◆他者に対する影響力を劇的に高める方法
◆こころのしくみの理解
◆成功者に共通する『気づき』の能力を高める方法
◆短い時間で信頼関係を築く方法
◆自己マネジメント法
◆信念の書き換え(自分を変える方法)
◆ビジョンの構築
◆自分や他者の問題解決
◆成功者の思考パターンや行動パターンを身につける方法 など

様々なビジネスに応用できるテクニックを身に付けることが出来るからです。もちろん、キャリアを飛躍させたい方以外にも、NLPのトレーナーとして質の高いセミナーや、NLPを取り入れたコンサルティングを主催したいと考えていらっしゃる方も同様です。

このようにNLPをビジネスに応用する方が徐々に増えつつあります。

心理学やコミュニケーションというと、精神的な話しだと思われて、リアルなビジネスでは役に立たないと考えられる方が今でも少なくありません。

「所詮、小手先のテクニックではないのか?」と思われている方もいらっしゃるでしょう。確かに、NLPを学んだからといって、全てのビジネスが成功するわけではありません。NLPは即効性のある秘策などではありません。しかし、成功のために応用の利く有効なテクニックなのです。NLPを学ぶことでプラスになることはあれ、マイナスになることはほとんどない有用なテクニックだと思います。

NLPと心理学の関係~カウンセリング

NLPは、天才と言われたセラピスト3人の患者に対するアプローチ手法を研究、分析、体系化することによって開発されました。それ故、NLPはカウンセリングやセラピーでもラポールを構築する有効な手段としてセラピストの方の受講者が後を絶えません。

NLPのセラピーにおける前提として、ラポールの構築が重要であるということは以前にも述べましたが、「ポジション」を意識することが同様に重要となります。心理学や人とのコミュニケーションにおいては、3つのポジション(知覚位置)があります。

第一ポジション・・・自分の視点
第二ポジション・・・相手の視点
第三ポジション・・・第三者の視点

この3つのポジションを意識し、「相手の視点」から「自分」を見たり、「第三者の視点」から「二人の関係」を見たりする、ポジション・チェンジを行うことによって、問題解決の糸口を探るテクニックがあります。

同様な心理学テクニックのひとつに「リフレーミング」という方法があります。
有名な例ですが、コップに水が半分入っている時、「半分しか入っていない」というフレームと「半分も入っている」というフレームでは物事の感じ方が異なってきます。ネガティブに捉えている事柄も、違った視点から見ればポジティブな事柄として認識できるという方法です。

NLPのリフレーミングは、出来事の枠組み(フレーム)を変えることで、人生における選択の幅を広げ、どのような出来事にも必ずプラスの意味があることを教えてくれます。

NLPと心理学の関係~キャリブレーション

NLPはコミュニケーション・スキルの集大成とも言われる方法論ですが、NLPのカウンセリングやNLPのコーチングでは「キャリブレーション」という心理学テクニックが重要となります。

キャリブレーションとは、相手の心理状態を言語以外(ノンバーバル)のサインで認識する心理学テクニックを指します。具体的に言語以外のサインとは、姿勢、動き、呼吸、表情、声のトーン、声のテンポなどの変化です。

例えば、何か心配ごとがある場合、口では「大丈夫」と言っていても、声のトーンや顔色や表情、いる様子から相手の心理状態が見て取れることがあると思います。それに対して、楽しい体験を思い出している時には、声がはずみ、血色が良くなり、口元を緩ませてその体験を語っているということがあると思います。言葉の端々から、楽しそうな雰囲気が伝わってくること、経験あると思います。

心理学テクニックであるキャリブレーションを身につけ、意識し練習することで、もっと些細な変化も察知できるようになるのです。
キャリブレーション能力を高めるためには、相手の顔の状態、呼吸の深さ・浅さ・スピード、皮膚の色、目の動き、まばたき、声のトーン・スピードなどに気をつけるといいと思います。

NLP のワークの中ではキャリブレーションに大変注意を払いますが、心理学カウンセリング、心理学コーチング、心理学セラピーなどの場はもちろんのこと、日常のコミュニケーションでも非常に有効な心理学テクニックです。キャリブレーションを使って、相手の状態を注意して見ていると、相手の言葉にならない気持ちや状態を認識し、より深いコミュニケーションをとることができるようになります。

NLPと心理学の関係~ペーシング

NLPや心理学セラピー、心理学カウンセリングではラポール(信頼関係)の構築が重要だとご紹介しました。
そのラポールの構築に有効な心理学テクニックのひとつが「ペーシング」と呼ばれる心理学テクニックです。

ペーシングとは、相手の話し方や状態、呼吸などに自分を合わせることを指します。
会話の際に相手の話し方を合わせるとき、声の調子やスピード、大小、音程の高低、リズムなどに注目し合わせていきます。

人間は自分と共通点があると感じると無意識に好感を抱くようになります。この習性を利用したペーシングを行うことで、相手に安心感を与え、ラポールを構築することが出来るようになるわけです。

同様にラポールの構築に有効な心理学テクニックとして、「バックトラッキング」という心理学手法があります。

バックトラッキングとは、相手の言ったことを返すことで、日本語では「オウム返し」とも言われています。しかし、オウムのように一字一句同じ言葉を返すのではなく、相手の使った言葉や表現を出来るだけ使うようにして返していきます。

バックトラッキングには3つの方法があり、(1.)相手の話した「事実」を返す。(2.)相手の話した「感情」を返す。(3.)相手の話を要約して返す、という3つです。

一般的なのは、(1.)の相手の話している事実を反復して返すという方法ですが、話しの中で相手が自分の感情を表す言葉を発した際、例えば「悔しかったんですね」など、(2.)の相手の感情表現を返すと相手とのラポールはより構築しやすくなります。また、話しが長くなった場合は、じっくり話を聞いた後、話がひと段落ついた時に、(3.)の話の内容を要約して返してもいいでしょう。

NLPと心理学の関係~ラポール

心理学で使われる言葉に「ラポール」という言葉があります。もともとは、フランス語で「橋をかける」という意味で、心理学では人と人との間がなごやかな心の通い合った状態であること、親密な信頼関係にあることを意味します。

このラポールを築くことは、心理カウンセリング、心理療法、心理セラピーにおいては欠かせないことですが、ビジネスや教育、夫婦、親子、友人関係においても、ラポールは大変重要なものです。

ラポールを築くためのテクニックとして、NLPではミラーリング、ペーシング、キャリブレーション、バックトラッキングといった手法があり、これらの手法によって相手と一早く信頼関係を築くことが可能となります。

例えばNLPのテクニックの一つである「ミラーリング」とは、相手のしぐさや姿勢などを鏡に映しているかのように真似るテクニックです。このことにより相手が無意識的に、あなたを自分と似た存在であると認識することで、相手の警戒心を解き、好意や安心感を感じさせることができます。

このようなことは実は、私たちは自然に行っており、気の合う友人やカップルなどの会話を見ていると、同じような姿勢やしぐさで会話していることがよくあります。

このようにコミュニケーションの前提として、心理学では二者間のラポール(信頼関係)が重要だと考えるのですが、NLPにはこのラポールを構築するテクニックがさまざま体系化され、汎用的な方法論としてあるのです。

NLPと心理学の関係~NLPの歴史

今回はNLPの本質に迫るために、NLPの歴史について振り返ってみましょう。NLPの萌芽、発展、現状を知ることでNLPの理解が一層深まることと思います。

NLPは、1970年代中頃アメリカのカリフォルニア大学で言語学の助教授をしていたジョン・グリンダーと、同大学の心理学部の学生であったリチャード・バンドラの二人によって開発されました。

当時のアメリカは、ベトナム帰還兵のPTSD(心的外傷後ストレス障害)による心の病が深刻な社会問題になっていました。(※ ベトナム戦争帰還兵の社会問題については、ロバート・デ・ニーロ主演の映画「ディア・ハンター」、「タクシー・ドライバー」、シルベスター・スタローン主演の「ランボー」、オリバー・ストーン監督の「プラトーン」などで概要を知ることが出来ると思います。)

ジョン・グリンダーとリチャード・バンドラは、ゲシュタルト療法のフリッツ・パールズ博士、家族療法のバージニア・サティア、催眠療法のミルトン・H・エリクソン博士の3人を研究、分析していくうちに、いくつかの共通点を発見し、それらを体系化することでNLPの基礎を築きあげました。

1980年代後半になるとNLPは発展を続け「第二世代NLP」に入り、個人を対象とした治療分野だけでなく、交渉、セールス、教育、健康面などの分野で、他者とのコミュニケーションツールとしても活用されるようになりました。

そして1990年代以降、NLPはシステム全体的な見解を取り入れ、アイデンティティ、ビジョンやミッションに関連する項目や相互作用、自己啓発といったような、より高いレベルに着目するようになり、適用範囲も、組織や文化などへと広げて「第三世代NLP」へと発展を遂げています。

身近な心理学~プラシーボ効果

心理学というと、なんだかかしこまった学問の気がしてきますが、実は身近な事象を取り扱う庶民的な面も持ち合わせています。今回は、この心理学の身近なトピックを取り上げてみましょう。

「プラシーボ効果」

なんだか聞き慣れない言葉だと思いますが、プラシーボ効果とは、ニセの薬(プラセボとも言う。全く効用のないとされている薬)でも、「これは効くぞ。」と思って服用すれば、効いてしまうことを言います。原因は、人間の思い込みの力とも、暗示効果とも、自然治癒力によるものなど諸説あります。

しかし、昔から「病は気から・・・」といわれる様に、人の意識、気持ちの持ち方によって、疾患の治癒に影響が出ることは知られています。プラシーボ効果もそういった人間の心理が働いた結果だと思います。

新薬開発では、このプラシーボ効果を使った最終テストが義務付けられているそうです。有効成分が含まれる薬(新薬)を投与するグループと、有効成分がまったく入っていない偽の薬(プラセボ)を投与するグループをつくり、経過を見るテストです。

このとき、どちらのグループにも効き目がある薬だと言っておくと、ニセ薬を投与したグループの人にも数%の症状の改善がみられます(プラシーボ効果)。この2つのグループの効果の出現率の差が大きければ、その新薬は効果的なものであることになりますが、差があまり大きいといえない場合には、効果が期待できないということになります。

心理学って難しいの?

心理学と一言で言っても、現在では様々な種類の心理学があります。
例えば、精神に不調を来した人々の理解および援助を指向する「臨床心理学」、科学的経験主義の立場から観察・実験によって探求を推し進めようとする「実験心理学」、心を脳という情報処理装置と解釈する「認知心理学」、人文科学・哲学からアプローチする「人間性心理学」など。

こうしたものに加えて、人と人との相互作用, 「社会」の中での人の行動について研究する学問として「社会心理学」というものも研究されてきています。社会における個人の行動、集団行動、組織における人間行動、ジェンダー(性)や偏見など文化的歴史的に規定された人間行動の研究、マスメディア研究など、心理学はあらゆる分野に応用されています。

神経言語プログラミング(NLP;Neuro-Linguistic Programming)と呼ばれるものも、コミュニケーション心理学の一分野として注目を浴びています。

NLPとは、1970年代にアメリカ・カリフォルニア大学の若き天才、リチャード・パンドラーとジョン・グリンダーが、心理学と言語学、サイバネティクス理論やシステム論を基に、「3人の天才セラピスト」のアプローチ手法を分析、体系化することによって開発されました。

NLPは『ことばの使い方』や『ノンバーバル(非言語)の使い方』、そして、『無意識の活用の仕方』を科学的に分析、体系化し、実践的な方法論として成熟を重ね、広く一般に活用されるようになってきたものです。

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