NLPと心理学の関係~ラポール

心理学で使われる言葉に「ラポール」という言葉があります。もともとは、フランス語で「橋をかける」という意味で、心理学では人と人との間がなごやかな心の通い合った状態であること、親密な信頼関係にあることを意味します。

このラポールを築くことは、心理カウンセリング、心理療法、心理セラピーにおいては欠かせないことですが、ビジネスや教育、夫婦、親子、友人関係においても、ラポールは大変重要なものです。

ラポールを築くためのテクニックとして、NLPではミラーリング、ペーシング、キャリブレーション、バックトラッキングといった手法があり、これらの手法によって相手と一早く信頼関係を築くことが可能となります。

例えばNLPのテクニックの一つである「ミラーリング」とは、相手のしぐさや姿勢などを鏡に映しているかのように真似るテクニックです。このことにより相手が無意識的に、あなたを自分と似た存在であると認識することで、相手の警戒心を解き、好意や安心感を感じさせることができます。

このようなことは実は、私たちは自然に行っており、気の合う友人やカップルなどの会話を見ていると、同じような姿勢やしぐさで会話していることがよくあります。

このようにコミュニケーションの前提として、心理学では二者間のラポール(信頼関係)が重要だと考えるのですが、NLPにはこのラポールを構築するテクニックがさまざま体系化され、汎用的な方法論としてあるのです。