身近な心理学~ハロー効果

NLPやNLPセミナー、心理学などというと『アカデミック過ぎて、一般の人には関係ないんじゃないの?』と思われる方も少なくありません。しかし、心理学は身近なところにもたくさんあるんですよ~。

そこで今回は身近な心理学として、『ハロー効果』をご紹介したいと思います。

「ハロー効果(Halo effect)」
ハローといっても、”こんにちは”のハロー(Hello)ではありません。ハロー効果のハロー(Halo)は、「後光が差す」というときの後光、聖像の光背や光輪のことです。

心理学におけるハロー効果とは、『ある対象を評価するときに、目立ちやすい特徴に引きずられて他の特徴についての評価が歪められる現象のこと』(コトバンクより引用)です。つまり、後光が差すとまぶしくてしっかりと見ていられないということを比喩したもので、後光効果とか光背効果とも呼ばれます。

簡単な例で説明しましょう。

有名大学を卒業している人が社会に出てビジネスマンとしても優れているかどうかは本来関係ないことですが、実際に確認したわけでもないのに、優れたビジネスマンだと思ってしまう(評価する)ということがあります。

また、英語ができることと仕事ができることは本来関係ないことですが、英語のできる人を優れたビジネスマンだと思ってしまうというケースなどがこのハロー効果の例です。

他にも難関大学を卒業した人が、人格的にも優れていると思ってしまうなど本来関係ないことをイメージしてしまうというありがちな心理を表したものです。